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8月13日

今まで経験した数多くの登山体験は

この日の為にあったと言っても過言ではない

一人一人が絶好調、しかも運も味方につけないと【子連れ】で槍には立てない!

 

このルートを選択してしまったこと・・・

 

この日に登ることを決めてしまったこと・・・・・

 

4年前からの必然だった、実力なんて関係ない、運命づけられていたのだった・・・

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6月の鋸岳縦走でR8(カメラ)を壊してしまっているので、GRDを風雨にさらすことは出来ず写真は数枚です

夜半から降り続いた雨は止む気配すらない

4時起床の予定が、この天気なので6時にズラして7時出発

いつ戻ってきてもいいように、テント1張り残し、上は小屋泊、荷を軽くしてスピード重視で乗り切る計画だ

雨といってもパラつく程度だった

下から登ってくる登山者もいるし、降りてくる人もいるので危険は感じなかった

今日は標高1100m稼ぐ一本調子の登り

尾根歩きでない沢筋歩き・・・単調は否めない

コースタイムで5時間といったところか

子供の足から1.2倍計算で6時間、7時出発で休憩込みでも14時には小屋に辿り着くと計算した

 

この辺りで20~30代、男女3人パーティーと前後するようになった

休憩の度、言葉を掛け合い、山荘泊だと確認すると「今日はあの人達とおしゃべりするんだね、とうちゃん」と娘に言われた

2~3箇所雪渓が出てきた、山荘のHPでアイゼン不要との書き込み確認していたので未装着で切り抜けた

雨なので滑りやすいが、GWの経験があり家族に不安はないようだった

大曲まで沢横のトレイルを・・・

大きく左に曲がり、グリーンバンド抜ければ目の前に槍が飛び込んでくる・・・・・ハズ

 

R(小6)が不調を訴えだす

「胸が苦しいし、息が出来ないんだ」

 

乗り物酔いもしやすい体質の長女、昨年は山でも2500m辺りで頭痛に悩まされる

高山病にかかっているということ

昨年のプレ北アの八ヶ岳でも2座しか登頂していない

GW涸沢では、今までにないほどの絶好調で、本人も自覚しておりハイペースで雪道を驀進していた

 

性格的には・・・・諦めやすく、無難に済まそうとする

 

子供であっても自我が出てきているので、親が無理に仕向けても本人の身にならないだろう

しかし、今年自転車で霞ヶ浦150km(2日間)走り抜いた彼女は、その価値を理解してくれる大人と話が出来ることにより、やりぬいた事で自信が持てることに気がついたようだ

事あるごとに、Rの口から霞ヶ浦の話が出てくる

 

昨年のminiでの北海道キャンプ・今年の北アのスケジュール

長女Rの成長に合わせたものだった

来年はとうとう中学生、部活や受験で忙しくなっていき、親元から離れていくことだろう

そして、上がりの山にふさわしいのは?

 

 随分先にあるゴール、辛くなってくると出てくる疑問・・・何のために勉強するの?

 

何のために日々生きていくの?

 

 何のために山に登るの?

 

GW以降、家では山の話は積極的にしてこなかった

(一番影響力のある妻には、さじ パパ ファミリーの力を借りて、槍のプレゼンをしておいた)

しかし、タイミング良く、槍の登頂経験のある大人の話を数回聞く機会があったらしく

「自分も出来たら登ってみたいなぁ」

そうつぶやく日が多くなっていた

 

上の写真は最後の大休止

数個のカロリーメイトの補給で、行けるところまで歩いてみるよと言い出した

ここからはRにトップを歩かせ、自分のペースを作らせた

とにかくマイペース

一歩一歩の積み重ね、それが大事

 

槍沢は昨年に下見をしているので、先の様子が分かるので、一人倒れても担いで有利な小屋へ運べる

複数になると厳しくなるので、家族それぞれの体調やモチベーションの把握に努めなければならない

尾根ルートではないので、滑落等の心配は少なくてすんだ

一向に槍の穂先も小屋も見えないが、ルート上に岩に900とか800とか数字が出てきた

次第に暴風雨となり、同時にカールに出た為、遮るものがなく止まっていることがツラくなっていった

Rの体調・表情は元に戻っており、歩行ペースは上がっていった

「妻と一足先に肩の小屋に宿泊手続きしてくるね」

ガスの中に消えていった・・・・・・

 

残るは次女(小2)と私

先程までの絶好調が、今はうなだれている

さすがに、この状況・3000m、大人にとっても過酷なことだと思う

数m歩いては休むペースとなっていった

座ったの目から・・・・・涙が止まらない

「苦しくて今まで通りに歩けないんだよ、とうちゃん」

 

吹きさらされていると、体温がどんどん下がってしまい、筋肉が硬直してもっと歩くのがツラくなっていく

ホントは休ませてあげたい。。。。。しかし、低体温症

そんな理屈、子供は聞きたくもない話だが、彼女の今までの山経験で風雨の怖さを知っている

「力をふりしぼるよ」

岩に書かれた残りの数字を励みに、歩いては止まりの繰り返し・・・・しかし確実に登っていった

 

槍ヶ岳山荘到着時刻

11:30 (休憩込みで4時間半)

 

先発隊  R&妻  11:00 (休憩込みで4時間)

CTを大幅に短縮していた

 

子供の成長に・・・・・・・今度はこちらの涙が止まらなかった


 

 

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10 Comments

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jib  

>そうそう、夫婦間・・・・・\(^^:;)...やっぱりね、そうだよね、・・・・・シンドイね~♪

2009-08-19 Wed 19:14 EDIT REPLY

よっちゃん  

そうそう、夫婦間・・・・・\(^^:;)...個々のモチベーションもですが、夫婦間!!重要だはぁ~(笑)

2009-08-19 Wed 15:07 EDIT REPLY

jib  

ポレポレとうさん>>苦しいけれども頑張らなくちゃいけない。逃げることは簡単だけれども、頑張ることで見えて来るものがある。そうですね。我家は娘なので、10歳までか?父親に付き合ってくれるのはと思い、駆け足で色々イヤな事も経験させてしまいました。これから反抗期に入ると思いますので、上から目線で物が言えるのも最後かなって思ってます。でも、北ア山行、間に合って良かったです♪この日の娘達、イヤ妻も含めた女性軍の頑張りには頭が下がりました。以前なら、「ナンデこんなことするの~?」文句タラタラ言われること多く、私も「頑張れば見えることがあるのに。。。。でもこれ以上言うのは酷か」自問自答。この日、一度も槍は見えませんでしたが、見えないゴールに向かっていくこと、登頂なんてどうでもいい、諦めないで一歩前へ。。。8月13日は我家にとってメモリアルです

2009-08-19 Wed 08:22 EDIT REPLY

jib  

よっちゃん>>白馬三山の稜線での暴風雨の時もやっぱり下は・・・・あの記事は大変参考になっている、特に姫ちゃんの頑張りが印象的、雨の中、鑓温泉への下降は大人でも難儀だったと思う。実は山やらない周りの人から結構言われるの。そんな危ない所連れて行っていいの?無理しすぎはダメだけど、無理しないと山登れない。どこまで無理(頑張る)できるか教えたい、得るものもきっと大きいし。>感動の反面ご両親のかかえるストレスが無事下山するまでとぎれない事を私は知っていますよ夫婦間であったり、色々。お互い同じベクトルでないので。。だから入山前から家庭内での駆け引きがあるし、登頂は特別なものになる。>お姉ちゃんも心が強くなられたのですね^^下の子はラク、上を見てればいいのでお姉ちゃん、弱気の虫が消えた後、再点火できるようなった。何かを掴んだみたい♪

2009-08-19 Wed 08:11 EDIT REPLY

ポレポレとうさん  

苦しいけれども頑張らなくちゃいけない。逃げることは簡単だけれども、頑張ることで見えて来るものがある。山登りも人生も同じだなと思います。山は大人にも子供にも色々なことを教えてくれますね。だから私も最近山に入れ込みはじめたのかもしれません。娘さん方の山行の様子を拝見して、私も目頭が熱くなってしまいました。感動です。jibさん一家は良い経験・体験をされていますね。続きが楽しみです♪

2009-08-19 Wed 08:01 EDIT REPLY

jib  

さじ パパ さん>>わたしは下山後の松本のことしか聞いておりませんです。山海亭。。。最高です♪今度是非一緒しましょう!(都内でないってことは北ア帰りということです。上手い事言って、妻を誘い出して下さい)豆鯵の空揚げ→鯵フライ(妻が間違えてオーダー)これやっつけてないのが心残り・・・エンディングまでもう少し、お付き合い下さいませ。

2009-08-19 Wed 08:00 EDIT REPLY

jib  

luigano>さんなんかコメント色々ありがとう♪読んでみて、こちらも嬉しくなってきて。。。山ってみんな頑張っているから、娘たちも頑張れるみたい。それ見て私も頑張る・・みたいな頑張った後は何でも美味しいよね~(豚キムチ丼とか)

2009-08-19 Wed 07:55 EDIT REPLY

jib  

りんさん>>とにかく、早く続きを読ませてください…りんさんように仕込みとか色々あるので・・な~んてね>おちやフェイントはいらないですぅぅぅ(笑)ホント?後悔しない?(今回はフェイント入れる余裕なしです・汗)

2009-08-19 Wed 07:52 EDIT REPLY

よっちゃん  

木曽駒での暴風雨や白馬三山の稜線での暴風雨の時もやっぱり下は、不安で震えて泣いてました。方を抱いてやって、キャラメル口に入れてやって、励まして、それでも歩くのは自分の意志だから親は見てるしかできないんですよね~だから親は、余計に嬉しいし感動させられます。そして、感動の反面ご両親のかかえるストレスが無事下山するまでとぎれない事を私は知っていますよお姉ちゃんも心が強くなられたのですね^^一歩一歩踏み出すように一歩一歩、成長していますね

2009-08-18 Tue 22:44 EDIT REPLY

さじ パパ  

おおっ!、目を離しているすきにすごいことになってる。ちなみに、わたしは下山後の松本のことしか聞いておりませんです。

2009-08-18 Tue 22:38 EDIT REPLY

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